1702年から1714年の間、イギリスの女王だったアンの名にちなんで名付けられたイギリス・ロココ様式の名前が、クイーンアンである。
球を握る獣の足や、貝殻や、ギリシャの魔除けの葉「アカンサス」をモチーフに使い、スプラットバックといわれる透かし彫りの背もたれ、曲線的でいきいきとした優雅な形が特長で、オランダのデザイン様式の影響を強く受けている。クイーンアン様式は、植民地時代のアメリカにも伝わり、1725年頃から流行した。イギリスのクイーンアンと比べて、デザインは略され、単純になっている。
このデザインを引き継いで、トーマス・チッペンデールが18世紀後期に完成させたのが、チッペンデール様式である。この様式にもイギリスとアメリカ、2つの顔がある。 |
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クイーンアンサイドチェア。別名「チッペンデール様式」ともいわれるクイーンアン様式の複製。 |
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