アンティークモール銀座は、西洋アンティーク、和・東洋骨董、きもの・古布ショップが約200店集合した、アジア最大級の骨董ショッピングモールです。

アンティークモール銀座は、西洋アンティーク、和・東洋骨董、きもの・古布ショップが約300店集合した、アジア最大級の骨董ショッピングモールです。
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Vol.26

 


     


●エッセイ 「巡り来たるもの」
●古代文明の発生
●トンボ玉と古代ビーズ
●すべてが神様になった古代
●呪術と古代神
●エトルリアンジュエリー
●古代ガラス
●キリスト教とイスラム教
●宇宙と交信できる石
●加賀百万石と桃山時代
●ニユートンと見る計る 科学の時代
●東インド会社と陶磁器
●景徳鎮&伊万里、マイセン窯
●イギリスの陶磁器
●シルバーウェア
●ロマノフ王朝とイコン
●江戸町民文化花開く
●江戸のからくりたち
●ナポレオンとヴィクトリア女王
●シールとダイヤモンド
●江戸の粋
●モーニングジュエリー
●シーボルトと民具
●ゴールドラッシュと黒船来航
●Japan is beautiful!


●レポート ファッションショーの仕掛け人たち
インフォメーション kotto-fan.com
●さえきあすかの「掘り出しモノ日記」
●日本全国骨董行脚
●全国骨董市・アンティークフェアカレンダー
●骨董ファンファイナルに向けてバックナンバー
●奥付 協力店リスト

 
   
   
 
 
 


今号も、骨董ファンをご愛読下さいましてありがとうございます。
骨董ファンの終了を惜しんでくれて、どうも。
でも骨董ファンは、李刊誌という形を変えるだけだから大丈夫。

骨董って何だろう?骨董とどう向き合っていけばいいんだろう?
骨董ファンは、そんなことも模索し続けてきたつもりです。

暑い暑い夏の日でした。
ミンミンゼミの声にかき消されないように、
元気にさよならを言って校門を走りでると、
古びた文房具屋の軒先で、麦藁帽子のおじさんが、
黄色いひよこを売っていました。
ダンボールにいっぱい詰められたひよこは、一羽10円。
小さな掌にすっぽりとおさまる、
掌よりももっと小さなひよこはちゃんと命があって、
私達はそのやわらかな命をいとおしむことを知りました。
ぎゅっと握り締めるだけで、終わってしまいそうなかよわい命。
リセットできない命。
だから、私達は、命の触り方を憶えました。
ーーー ちゃんと触ることーーー

奥の間の薄暗い部屋は、大人の領域
そこには大きな衣装箪笥があって、
時々、そおっと足を踏み入れました。
ひんやりとした畳の感触を、今でも思い出します。
背伸びをして思い切り取っ手を引っ張っても引き出しは、
軋んだ音がするだけで、びくりともしません。
居間から母さんが、ニコニコしながらやってきて、
右の掌と、左の掌の上に母さんの右の掌と、左の掌をのっけてくれて、
大きく広げてくれました。
「ほらね、両手で持つと開くよ」
引き出しはすんなりと、従順にすべり出てくれて、
ぱっと樟脳のにおいが広がりました。
だから、私達は、ものの扱い方を知りました。
ー−ーちゃんと扱うことーーー

ものにはそれぞれの形があります。
ものにはあったかいとか、ひやこいとか、やわらかいとか、
ごつごつしてるとか、いろんな感触があって、それを体感して、
扱うことがあたりまえことだったはずです。
それで、ものはその次へ、その次へと伝えられるのです。

ものは、物置きや蔵の中にしまいこんだまま、忘れてしまって、
朽ち果てさせるよりも、
愛しんで、触って、息吹を与え続けてあげてこそ生きてきます。

かつて、日本が大成長しなくてはならないと思い込んでしまった頃、
私達はどんどんものをつくりました。
プラスチックで合板で、象が踏んでも壊れないコップやふで箱までできました。
そしてそれらはあり余り、使い捨てが大流行、
たちまちゴミの山が聳え立ちました。
ものが大事じゃなくなって、
でも骨董は忘れられたわけではありませんでした。
骨董という古いものは、一部のものだけに異常な値段がついたり、資産価値になったりして、
妙な形になってしまって、
そして庶民がやわらかに使ってきた古いものはガラクタとして、
使い捨てといっしょくたに捨てられてしまいました。

捨てることなんて、ちっともいさぎよくない。カッコ悪いことなのに。

間違ってはいけないと思うのです。
お金を出したからといって、ものは決して私物ではなく、
それは単に時の中にいるものを自分のもとに一時預かる、
レンタルル料を払ったにすぎないと思うのです。

さて、骨董ファンは残すところ今号含めてあと3号。
少しだけでも、古いものとのちゃんとした向き合い方を、
共に考えられればと願っています。



今までのご愛読、感謝の気持ちでいっばいです。本当にありがとうございました。あと3冊、力を注いで、精一杯良い本をつくってまいります。どうぞ、最後までご愛読ください。そして、骨董ファン編集室の「M西洋堂」と、姉妹会社である「アンティークモール銀座・Mパビリオ」は、これからも、出版、骨董催事、アンティークモール運営、アンティーク・アカデミー、そしてまた新しい何かと、変化を恐れず、次々にチャレンジし、骨董に関する様々な事業を楽しく展開してゆくつもりです。よろしけれぼ、それらの情報を今後共、お知らせしてまいります。ご住所や、お名前、メール番号をファックスか郵送、またはメールにてお知らせ下さい。お待ちいたしております。



骨董催事主の方々へ毎号、情報をご提供下さいましてありがとうございます。なにより情報が命の骨董ファンです。皆様のご協力に支えられて骨董ファンは季刊誌として発行することができました。残り少なくなりましたが、これからも情報のご提供をよろしくお願い致します。



 定期購読の方々に大きく支えられておりました骨董ファンは、常にお申し込みを1年4冊と、2年8冊でいただいておりました。そして、2年8冊でいただいていた方々がまだまだ大勢いらっしゃいます。本当にありがとうございます。そして勝手を申してすいません。お振り込みいいただいた一年以降の購読料は、返金させていただきます。また、もしよろしけれぽ、バックナンバーに振り替えさせていただきます。該当する方々には、お葉書を入れさせていただきますので、ご希望をお書きの上、ご返送下さい。



 いつも骨董ファンに広告をいただぎまして、ありがとうございます。皆様にご支援いただいて骨董ファンは刊行を続けることが出来ました。あと3回、よろしけれぱご継続くださいましたら幸いです。ただし、年問広告をいただいている方で、長期に渡る広告が有効のため、以降3冊の出稿は不要とお考えの方がいらっしゃいましたら、返金させていただぎます。スタッフが次回のご確認の電話を入れさせていただきますのでその際にお申し出下さい。


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